アクティブラーニング技法ワークショップ「自己評価を活用しよう」 6/3 開催報告と振り返り

  • 2022年6月16日
  • 2022年6月16日
  • 報告

2022年6月3日20:00~21:00 に、アクティブラーニング技法ワークショップ「自己評価を活用しよう」を実施しました(開催の広報記事)。この記事では、その開催報告と振り返りを記します。

概要

学習を促す上でアクティブラーニングは有用です。そのようなアクティブラーニングを効果的に教育実践に組み込んでもらうことを支援するワークショップです。
今回扱う技法は自己評価でした。ジョン・ハッティ先生が執筆された「Visible Learning: A Synthesis of Over 800 Meta-Analyses Relating to Achievement(邦題 教育の効果: メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化)」に出てくる数多くの技法の中でも自己評価が最も効果量が高いと示されています。本ワークショップでは、本技法について説明して質疑応答した後、ご自身の教育実践での活用方法について検討しました。

資料(スライド・動画など)

アンケート

アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。参加者およそ30名(YouTube 最大同時視聴者数: 13、Zoom 参加者数: 17)中10名の方が回答してくださいました。

どのプラットフォームから参加しましたか

  • Zoom で参加した 6名
  • YouTube で参加した 4名

参加の形式を教えて下さい

  • ただ聞くだけだった(聴講)1名
  • 個人ワークで参加した 7名
  • グループワークで参加した 2名

ワークショップに関する評価をお願いいたします

  • 大変良かった7名
  • 良かった2名
  • どちらともいえない1名
  • 良くなかった0名
  • 全く良くなかった0名

ワークショップの良かったところを教えてください

  • 他の方の実践例が聞ければと思い参加しました.非常にためになりました.
  • 個人ワークでもLearn with oneで参加することで、自身もその場のメンバーとして承認されている感じがして良かったです。普段はあまり馴染みのないバックグラウンドの方のアイディアを拝見できるのも楽しかったです。
  • ルーブリックを生徒と一緒に考える、あるいは事前に共有するということがパフォーマンスの向上につながることが納得できました。このように、他の方の実践を学べることで、ワークショップが大きな学びの場となっていると思います。
  • 参考文献を挙げてくださったところ。
  • 毎回感じるのですが、異分野で教えていらっしゃる先生方のアイディアが参考になります。
  • ルーブリックは、使っているのですが、それを学生と一緒に内容を検討したり、自己評価に使ったりしたことは無かったので、参考になりました。 
  • ALも自己評価も発展途上ですが、皆さまからの指摘もコメントも大変鋭く、勉強になるものばかりでした。ゼミに評価研究をしている先輩がいましたので評価研究は大変馴染みやすく、興味深いものですが、評価研究全般を網羅的に捉えられることができたのは、大変良かったと思います。自分が今までなんとなく行ってきた評価に、「絶対評価」と「相対評価」というネイミングがあることを知り、目から鱗でしたが、この刺激をモチベーションに変えて行けたらなあとスイッチオンになるエンパワメントの時間でもありました。本日も学びの深い時間をありがとうございました。
  • グループワークに大変意識の高い方が集まっており、新しい知見が増えました。少し時間が短かったですが、それでも大きなヒントをたくさんもらいました
  • 情報のインプットと、それぞれの個人で考え、参加者の皆様と共有しまた考えるという3つのバランスがとても心地よかったです!
  • 個人ワークで参加しましたが、自身の経験の良かった部分を振り返る機会となりました。また、多職種の人が参加されていたので、皆様のコツや実践例を拝見できて楽しかったです。基本同一職種と関わることしかないので、小学校の先生などのお話も聴ける貴重なお時間でした。

ワークショップの改善できるところを教えてください

  • 参加者のバックグラウンドを、共有できればどういう領域の話をされているのか、想像しやすくなり、お互いに意見がわかりやすいかもしれません。今回は教育関係の方が多かったようですが、自分は医療系でした。
  • Padletの使い方WSをやっていただけないでしょうか(Slackの使い方をここで学んだように)?
  • 個人ワークでも考えて書くのに時間がギリギリです。
  • 特に見当たりません
  • 私だけでしたら恐縮ですが、グループワークの前までも私は自己評価が「学習のための自己評価」であるか、「教師のための自己評価」であるか、ぼんやりとしたままお話を伺っておりました。その辺の説明があるといいなあと思いました。
  • グループワークに入る前までのインプットが思いの外少なかったので、「えっ、一人で何するの?」と思いました。結果的には他参加者の意見が参考になったので、私自身は特に何も思いつかなくても私は困りませんでしたが(笑)
  • 1時間は短いかもしれませんね…。でも、だからこそ毎週気軽に実施/参加できるのかもしれませんが。

振り返り

みなさまからの情報提供もございまして充実しております

毎回ワークショップをするたびに感じるのですが、私からの情報提供もある程度あった方が良いとは思うのですが、みなさまからの情報共有もございまして、ワークショップが非常に充実しているなと感じています。
手前味噌にはなってしまいますが、意見交換をスムーズに行える LearnWiz One を使っているからこそ実現しているところもあると思っていまして、ICT の効果的な活用も重要だなと改めて感じております。

ご参加いただいたみなさま、情報を共有してくださったみなさま、本当にありがとうございます。

おわりに

これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。