イベント「生成AIの最新情報の提供と文部科学省のガイドライン紹介」開催報告と振り返り

  • 2025年2月25日
  • 2025年2月25日
  • 報告

2025年1月31日20:00~21:00に、イベント「生成AIの最新情報の提供と文部科学省のガイドライン紹介」(開催の広報記事)を開催しました。この記事では、その開催報告と振り返りを記述します。

概要

ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な発展により、教育現場での活用可能性が広がっています。
本イベントでは、教育分野における生成AIの最新動向をご紹介するとともに、2024年12月に文部科学省から公表された「初等中等教育段階における生成 AI の利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」に書かれている生成AIの利活用にあたって重要な考え方、気をつけるべきポイントなどについて確認しました。

資料(スライド・動画など)

発表資料

LearnWiz One: https://app.learnwiz.one/events/2210446880

アンケート

アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。YouTube の最大同時視聴者数は 90名で、11名の方が回答してくださいました。

イベントの全体評価

イベントの良かったところを教えてください

  • 非常に膨大な内容ですが構造がしっかりとされまとまっていてわかりやすく、詳しい方ではありませんがとても参考になり、自分でその後色々勉強する方向が見えます。本日のコピペをエクセルに貼るなどの具体例も参考になりました。
  • 自分ではなかなか読まないのでありがたかったです
  • 吉田先生の説明が初心者にもある程度AIを勉強している者にもわかりやすかった。知っておくと良いサイト紹介があった。途中で質問や感想にすぐに答えてもらえた。先進校の事例を見て自校でも実践したくて市教委に訴えたが管理職にストップをかけられてしまい、これまでも色々ICTの活用に関してストップをかけられてきたこともあり、どうせ頑張っても無駄だと感じていた。そんな自分の感想を取りあげていただき、また、同僚や子供のために頑張ろうと思えた。
  • 最新の情報を聞くことができたところです。
  • 素人を取り残さないかみ砕かれた分かりやすい説明がありがたかったです。
  • 事例集の存在を知ることができたり、日々変化している生成AIを教育現場でどのように扱っていけばよいのか、このようなオンラインでタイムリーにレビューして頂き、ありがたいと思いました。
  • deepseekなどの最新の生成AIについての情報をうかがえたこと
  • ①最新情報で、Deep Seekの情報を教えていただいたところ(ニュースから開発が安価とだけ捉えていました)②ガイドラインはすでに目を通していましたが、読み合わせていただいたことでポイントが明確になりました③発表資料が、事前にUpされていて、聞きたいポイントを持つことができました。④すぐに、動画が公開されていて、途中まで聞けなかったところ、続きを後で視聴できました。
  • 中学生の子供と拝見しました。伝わりやすい説明をしていただいたので、何とか視聴することができました。
  • 最新情報を知ることができました。

ワークショップの改善できるところを教えてください

  • ありません。強いて言えば月2回など増やして欲しいです
  • 初めて参加したので、今のところ思いつきません。
  • 特にありません
  • 特にありません。資料へのリンクがあり、あとで見直すのにも便利だと思いました。
  • 今のところありません
  • DeepSeekのお話の部分が少し長かったと思います。

今後扱ってもらいたい生成AI関連のテーマ

  • 前回のような学校現場での活用
  • 生成AIの教員研修の進め方について、聞いてみたいです。
  • 今回のような、文科省資料の読み合わせ回はとてもありがたいです!(読みきれていなかったり後回しになっていたりするので。。)
  • プログラミングが得意な生成AIを使って、いくらか心得のある人はいろいろなことができるようになっていると思います。今日は生成AIの出力をそのまま教材に使う例が多かったと思うのですが、アプリの作成・実践のガイドラインのようなものはあるのか、またその問題点などは話題になっていないか知りたいと思いました。
  • ①生成AIの最新情報②各生成AIの無料と有料の比較(学校では、無料が前提と思われるため)③GeminiとGoogle Workspaceの校務での利活用について(Google Workspaceが導入されているため)
  • 具体的なり活用方法、著作権等の関係など。

振り返り

全体的な評価が高く嬉しく思います

読み合わせ自体にニーズがあるということで、今後重要な文書や情報があれば、適宜読み合わせ会を実施したいと感じました。

やはり生成AI関連の情報更新は早いため、適宜情報を共有することの重要性を感じております。

次回は3月2日に実施予定の生成AIの講座に関する情報提供を考えております

広報が直前になってしまい申し訳ございませんが、次回は3月2日に実施予定の「教員向け生成AI講座 ~基礎から応用まで~」(https://www.meta-school.t.u-tokyo.ac.jp/junior/24aai/)に関する簡単なガイダンスをする会にしたいと考えております。そこでの反応も含めて講座実施したいと考えております。

おわりに

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

東京大学大学院工学系研究科 准教授/東京財団政策研究所 主席研究員 吉田塁