2022年2月18日20:00~21:00 に アクティブラーニング技法ワークショップ「ジグソー法を使ってみよう」を実施しました(開催の広報記事)。
この記事では,その開催報告と振り返りを記します.
概要
学習を促す上でアクティブラーニングは有用です。そのようなアクティブラーニングを効果的に教育実践に組み込んでもらうことを支援するワークショップです。
今回扱う技法はジグソー法でした。学習者全員の参画を促すことができるジグソー法を導入する際は、注意するべき点が多く存在します。本ワークショップでは、本技法について説明して質疑応答した後、ご自身の教育実践での活用方法について検討しました。
資料(スライド・動画など)
アンケート
アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。参加者およそ55名中15名の方が回答してくださいました(Zoom が16名、YouTube が40名程度でした)。
どのプラットフォームから参加しましたか
- Zoom で参加した 8名
- YouTube で参加した 7名
参加の形式を教えて下さい
- ただ聞くだけだった(聴講)2名
- 個人ワークで参加した 11名
- グループワークで参加した 2名
ワークショップに関する評価をお願いいたします
- 大変良かった8名
- 良かった5名
- どちらともいえない0名
- 良くなかった1名
- 全く良くなかった1名
ワークショップの良かったところを教えてください
以下,全12件です.
- ミニ講義から具体的なアイデアの交換で目からうろこだった!
- 改めてジグソー法を知りました。
- いろんなヒントを得られたので、そこから発展させられそうです。
- 紙媒体でしか触れたことがなかったジグソー学習について、お話を伺ったのは2日目でしたが少しずつ理解が深まってきた気がします。エキスパートグループやジグソー学習など、用語だけでも素晴らしい勉強法だろうなあと考えておりましたが、グループ編成→グループの再編成という2回目のグループワークをしなければなりませんので、それなりにハードルが高く、授業デザインが大変という印象はあります。今日は基本的な知識やポイントについて詳細に確認ができ、とても勉強になりました。参加者の皆様からのコメントから頂いた示唆も多く、充実した学びの時間でした。特定テーマによる深い学習に向いているなど、やはりジグソー学習は授業目的が大変重要になってくると思いました。
- 智識構成型のことを深く知れたこと
- 1つのテーマに絞って、解説の後実際のワークができた点。ワークについてのフィードバックをいただけた点。
- 説明がわかりやすかったです。個人ワークの時間配分もちょうどよかったです。タスクが強制でないところも参加しやすく、内容はもちろんのこと、ウェビナー実践の面でも大変参考になりました。
- どの場面で応用できるのか、という先生方のご意見が参考になりました。
- 具体例を教えていただいて自分のアイデアも広がった。
- 個人ワークでも参加型であったこと。すぐに実践できそうなアイデアを他の参加者からも得られたこと。
- 他の教員の実践や困っていることを聞けたのはよかった。
- 説明が分かりやすく、共有時間もあり良かったです。
ワークショップの改善できるところを教えてください
以下,全9件です.
- 8分も微妙に良い時間だと思いました。また全体が1時間というのも助かります。
- 特にないです。
- 特になし。私もジグソー学習は体験したことがございませんので、実際受けてみるとまた感じ方も違ってくるのではないかと思いました。
- 個人ワークやグループワークをする上でのルールを参加者に説明しきれていなかったこと、時間がないことを口実に参加者の質問に応えきれていないので聴いてる側としては心地よく感じません。質問が多くなるなら1問あたりは簡潔にお願いします。
- 今のような形でアクティブラーニングで使える技法を体験したいと思っています。学習理論について、横堀、縦彫りするようなワークショップの企画もお願いしたいと思います。(モチベーション、etc)
- 改善を要するようなところは特にありませんでした。
- とくにございません。
- グループワークがもっと時間あれば。
- 時間の管理をお願いします。
振り返り
YouTube で冒頭に不具合があり申し訳ございませんでした
ワークショップ後に判明したのですが、冒頭のところが YouTube でうまく配信されておらず、自己紹介などが抜けておりました(録画もそのような形になってしまっておりまして申し訳ございません)。YouTube ご覧くださった方、誠に申し訳ございませんでした。録画をご覧になる方、誠に申し訳ございません。
今後は、配信のチェックを欠かさず行い、このようなことがないように進めたいと思います。
情報提供した後、簡単に質疑応答、技法の活用検討という流れは良さそうです
アクティブラーニング技法ワークショップをこれまでに数回実施してきましたが、以下の構成が多くの実践を知る意味でも良さそうです。
- 技法に関する情報提供
- 簡単な質疑応答
- 技法の活用検討(LearnWiz One ワーク)
質疑応答は時間の関係上短くなってしまいますが(そのためワークショップ後に全ての質問に答えているため、必要に応じてご覧ください)、技法の活用検討で参加者の方々の実践例を LearnWiz One を通して共有いただけるので、かなり効率的に情報を共有することができます。
今後も技法については、このような構成で進めたいと思っております。
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。