2025年10月31日20:00~21:00に、イベント「生成AIに関する最新情報の提供」(開催の広報記事)を開催しました。この記事では、その開催報告と振り返りを記述します。
概要
本イベントでは、教育分野を主として生成AIに関する最新動向をご紹介しました。
これまでのイベントを通して多く寄せられた、更新頻度の高い生成AIについて情報のキャッチアップが難しいというお声を踏まえ、できるだけかみ砕いて生成AIに関する最新動向を解説しました。
スライド作成が可能となったGoogle Gemini Canvasの話や実践、また学生から情報提供のあったスライド作成プロンプト等を共有し、より関心が高い分野のイベントとなったのではないかと思います。
資料(スライド・動画など)
LearnWiz One(意見交換用テキストツール)
アンケート
アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。YouTube の最大同時視聴者数は 59名で、15名の方が回答してくださいました。
イベントの全体評価

イベントの良かったところを教えてください
- もはやAI使っているのを前提で入試や仕事をする世界になっているのがよくわかりました。
- 月例の最新情報、ありがとうございます。
- ひとりでは理解するのに気力がいる情報を、かみ砕いて共有してくださるところ
- Canvasでのアプリ、スライド作成。
- AI界隈の最新の情報が知れました
- いつも最新の情報を、しかも「教員向け」で情報提供してくださっていて大変ありがたいです。
- 1時間で得た情報が多かった。例えば、アプリを簡単に作れることが分かった。またスライド作成がまだ改善の余地が大きいことを知ることができ得た
- 情報がぎゅっと詰まっているところです。
- ほとんどの投稿をしていた者です! すべてにコメントいただき嬉しかったです。
- 最新情報、資料をもとに実践対応するところ
- デモンストレーションを交えて最新のAI情報を説明してくださって、分かりやすかったです。
- OECDの調査結果は興味深いものでした。校内研修会で共有させていただきます。子どもたちは家庭で生成AIに触れる機会が多くなっていますので、教職員がデメリットを押さえたうえで子どもたちと向き合い、子どもたち自身が安心・安全を守り、広い視野で様々な思考ができるよう、教職員による適切な活用が広まることを願っています。
- aiの最新情報に触れることができて、良かった。吉田先生の軽妙な語りも魅力的です。
- 実際にcanvasの使い方などをどうしたら良いのか考えていたので、実演を見せていただけたのはありがたかったです。また、私自身、気にはなっていたけれど手を出していなかった「まじん式」(改良まじん式)やCODEXなどについて触ろうかと思うきっかけになりました。
イベントの改善できるところを教えてください
- 特になし。引き続きよろしくおねがいします
- なし
- 特にありません。
- そのままでOK。
- なし
- ありません
- 逆に今回のようなペースの方が、実演込みだと良いのかもしれないと思いました。
今後扱ってもらいたい生成AI関連のテーマ
- AIと探究・教科への応用
- 画像生成。うまくいかないことが多いです。
- 教科書や論文を解説する動画生成。
- 学生が社会人になったとき役立つ、知っておきたいAI情報、機能、世界の特に生成AI開発国でもあるアメリカの教職員の授業での活用方法や事例も具体的に知りたいです。
- 生成AI活用を進めている高校による座談会。吉田先生にコメントいただきながら、座談会ができたら嬉しいです。
- 最後に吉田先生が仰っていましたがCODEXやGitHub Copilotなどについて、そのうち対象者限定で扱ってもらえる時があるとありがたいです。
振り返り
今回は特に関心の高いトピックでした
先月に引き続き1か月分の最新情報の共有でしたが、スライド作成が可能となったGoogle Gemini Canvasのアップデートなど、先生方の業務・校務に直結する内容だったこともあり、充実した時間だったと感じております。
特に大学の授業で寄せられた学生の話や実例も交えながら情報提供することができ、かなり身近に捉えていただけたのではないかと思います。
今回の評価結果も非常に高く、実施して良かったと感じています。
最新情報のニーズは高いことを改めて感じました。
今後も継続的に実施していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
東京大学大学院工学系研究科 准教授 吉田塁