2024年7月26日20:00~21:00 に、イベント「教育AIトップ国際会議 AIED 2024 の情報共有会」(開催の広報記事)を開催しました。この記事では、その開催報告と振り返りを記述します。
概要
ChatGPTに代表される生成AIが注目を集める中、教育現場でも生成AIを活用する動きが始まっています。
教育AIでトップ国際会議である AIED 2024 がブラジルで7月8~12日(現地時間)で開催されました。
そこで、本イベントではその AIED 2024 で発表された内容や生成AIに関する最新情報を共有しました。
イベント冒頭では、情報共有を目的として最近の生成AI動向についても簡単にご紹介し、後半には参加者による質疑応答の場も設けました。
資料(スライド・動画など)
LearnWiz One: https://app.learnwiz.one/events/7230941141
アンケート
アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。YouTube の最大同時視聴者数は 38 名で、6名の方が回答してくださいました。
イベントの全体評価
イベントの良かったところを教えてください
- AIEDの情報が得られた。
- 検討会議の眠そうな感じから、吉田先生が生き生きと話されていてよかったです
- 文字で詳しく解説されていたところ。対面での発表では見ずらいものにも思えますが、動画なので資料との物理的距離が近く、また動画なので巻き戻せるためむしろ詳しくて助かりました。
- AIと教育について最新の動向をキャッチアップできること
- 生成AIを教育に活かす視点や現状について、最先端の研究から教えていただき勉強になりました。
ワークショップの改善できるところを教えてください
- 特にありません。
- 特にありません
- このままでもとても勉強になります
- 特にありません。
今後扱ってもらいたい生成AI関連のテーマ
- 個別最適化へのロードマップ的な話
- 自分の研究テーマである故の意見なので恐縮ですが、チャットボットの特集に興味があります。
- 初等中等教育での活用について深堀りしていただけると嬉しいです。
- 正解のない提案系の授業で生成AIだけの回答を発表する学生に対し、どのように指導したらよいのか悩みます。間違ってはないけれど、非常にAIっぽい内容なので、コメントしづらいです。
振り返り
タイトルに工夫の余地があるかもしれません
ご参加いただきありがとうございました。全体的に評価が高く嬉しく思っております。
ただ、従来のイベントに比べると参加者数が少ないことが気になっています。
おそらくタイトルからみて非常に専門的な内容になることが想定されて敬遠されたこと、生成AIの最新情報も提供しているのですがそれがタイトルからは伝わっていないことが要因なのではないかと推察しています。
今後は、タイトルや概要の書き方を工夫して、イベントの内容がよりわかりやすく伝わるように工夫したいと考えております。
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
東京大学大学院工学系研究科 准教授/東京財団政策研究所 主席研究員 吉田塁