2025年8月29日20:00~21:00に、イベント「生成AIに関する最新情報の提供」(開催の広報記事)を開催しました。この記事では、その開催報告と振り返りを記述します。
目次
概要
本イベントでは、教育分野を主として生成AIに関する最新動向をご紹介しました。
これまでのイベントを通して多く寄せられた、更新頻度の高い生成AIについて情報のキャッチアップが難しいというお声を踏まえ、できるだけかみ砕いて生成AIに関する最新動向を解説しました。
イベントでは参加者の皆さまからの情報提供やコメントも様々寄せられ、大変充実したイベントとなりました。
資料(スライド・動画など)
LearnWiz One(意見交換用テキストツール)
アンケート
アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。YouTube の最大同時視聴者数は 119名で、23名の方が回答してくださいました。
イベントの全体評価

イベントの良かったところを教えてください
- 日本と世界の傾向がわかりやすく解説されていました
- 具体的にその場で使って見せた部分
- Geminiを見たことがなかったのでよかったです。また思考力との関連も触れられて参考になりました。
- 国内外の動きを知ることができた。
- 最新情報が多方面から紹介された。具体的な操作を交えながらの紹介でわかりやすい。
- お堅い(?)イベントではなく、気軽に参加できる点(匿名性、1時間のみ、勤務時間ではない時間での開催)、新しい情報を得られる点、参加者の質問を拾っていただける点
- 研究動向や国際動向などなかなか個人でキャッチアップできない点を解説していただきたいので、大変勉強になりました。
- 都立AI,NotebookLM、推論AIvsGTP-4omini、chatGTP5などの最新情報の紹介
- 情報提供、質疑応答のバランスがよく、インタラクティブだった
- ライブ感があって、とても楽しめました。
- 実際に吉田先生がライブでNotebook LMを使って参加者と一緒になって考えたりしたところが他のイベントにはない良さだと思います
- 非常にお話がわかりやすかったです。実際に試してくださったので、自分でもやってみようと思いました。
- 吉田先生の軽快なトークによって最新の生成AIに関する情報を理解できた。また、ChatPT5やNotebookLMの使い方を具体的に見せていただいたことも大変勉強になった。
- 知らなかった情報を入手できた
- 使い方の基本は何度か聴講してわかってきたので、新しい情報、状況を知ることができて非常に良かったです。
- ChatGPTとNotebookLMのの実演が良かったです
- 幅広いトピックを扱っていたところ
- 最近の生成AI関連の情報を知ることができた。生成AIを使って何ができるのかを具体的に操作しながら解説してくださったので大変わかりやすかった。今後の自分の業務で活用できそうである。
- ノートブックLLMが特に面白かった。
イベントの改善できるところを教えてください
- 学習にどのように役立てるのがいいのか、良くない使い方はなにか、などに今後フォーカスしていただければ。
- 授業でどのように使えば良いかを知るために具体的に実践などを紹介してほしいです。
- ありません
- 特にありません。今後もよろしくお願いします。
- 特に思いつきません
- 急いで参加するときはどうしても学校のアカウントで参加するため、それだとChromeをシークレットモードで使わないとYouTube Liveが見られない仕様になっておりコメント等が書けません。プライベートのアカウントに切り替えれば良いので、各自治体の設定によっては色々とあるのかも知れません。
- 内容が豊富なので、1時間では足りないと思う
- 時間配分でしょうか。でも、ライブ感があって良いのであまりきっちりしない方がよいのかもしれません。難しいですね。
- 1時間あっという間だったので、もう少し時間がほしい。
今後扱ってもらいたい生成AI関連のテーマ
- ChatGPT
- 生成AIを活用した具体的な授業実践
- 今回のNotebook LMの動画紹介のような様々な活用方法の実技(操作)
- 児童・生徒の実際の使用場面の情報が知りたいです。
- 研究論文に関して詳しく解説いただく会があったらうれしいです。
- 生成AIのビジネス活用最前線、というようなビジネス関連の情報
- 今度、教員や生徒向けにも研修や体験をやろうと考えているため、国内外で生成AIをどのように教育に浸透させているのかリーディングDXスクールのサイト以外のところも気になります。
- 生成AIのモデルの仕組みについて
- ハルシネーションについて、ある程度詳しく話し、実際に体験もさせたにも関わらず、いざ、レポートに安易に間違った情報や存在しない書籍などをそのまま載せてしまう学生に、どのように気が付いてもらえるか、思案しています。
- 生成AIの最新動向。活用の仕方。
振り返り
久々の最新情報提供にはなりましたが、好評だったようで嬉しい限りです
最新情報の提供をメインにしたイベントを前回行ったのは、今年の2月ということで、かなり時間が経ってしまいました。
その分、3月から8月までの情報をできるだけ入れて情報提供できたかと存じます。
特に、NotebookLM の使いやすさや性能の高さには私自身驚きました。
以前、生成AI活用経験者を対象にワークショップを実施したことがあるのですが、参加者の約半数が NotebookLM を利用されていたので、便利なんだろうなとは思っていましたが、以前に比べて数段進化しており、その理由がわかりました。
また、参加者のみなさまからもコメントいただき、私も知らない情報をいただき大変ありがたく存じます。
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
東京大学大学院工学系研究科 准教授 吉田塁