2022年5月13日20:00~21:00 に、アクティブラーニング技法ワークショップ「より良い問いかけを作るには?」を実施しました(開催の広報記事)。この記事では、その開催報告と振り返りを記します。
概要
学習を促す上でアクティブラーニングは有用です。そのようなアクティブラーニングを効果的に教育実践に組み込んでもらうことを支援するワークショップです。
今回扱う技法は問いかけでした。基本的な技法ではあるのですが、アクティブラーニングを促す際には非常に重要なものであり、本ワークショップでは、本技法について説明して質疑応答した後、ご自身の教育実践での活用方法について検討しました。
資料(スライド・動画など)
アンケート
アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。参加者およそ65名(YouTube: 約35名、Zoom: 29)中16名の方が回答してくださいました。
どのプラットフォームから参加しましたか
- Zoom で参加した 9名
- YouTube で参加した 7名
参加の形式を教えて下さい
- ただ聞くだけだった(聴講)4名
- 個人ワークで参加した 6名
- グループワークで参加した 6名
ワークショップに関する評価をお願いいたします
- 大変良かった10名
- 良かった6名
- どちらともいえない0名
- 良くなかった0名
- 全く良くなかった0名
ワークショップの良かったところを教えてください
- Bloomのタキソノミーがわかりやすかった。先生の講義はもちろん、グループワークや質疑応答からも具体的な問いかけのヒントを得た。
- インプットとアウトプットの時間配分が素晴らしかったです。資料を共有していただけたことも大変ありがたかったです。
- 残念ながら講義の部分に参加できなかったのですが、ワークで個人で考える時間を設けていただいたこと、それを共有する時間があったことで、自分の実践を振り返ることができました。また、URLやアナウンスなどのチャットのフォローや画面共有のタイミングが素晴らしく、理解しやすかったです。ワークショップのお手本を見させていただきました!
- みなさんおっしゃっておりますが、挙手を求める際、反対の学生も手を前にして意思表示させる、といった実践的な工夫を知ることができたことに満足しております。
- 個人ワークで参加しましたが、ワークの進め方についてのご説明が、わかりやすく参考にさせていただきたいと思いました。
- 回答の同時性という観点はとてもためになりました。
- LearnWiz One 今後活用させていただきます!
- テーマを問いかけのみに焦点を絞っていたので短時間でも勉強になった。
- 1時間のみで気軽に参加できて大変良かった。
- いつもリズミカルでテンポが良く、説明に無駄がないけれど硬いわけではなくて親しみやすい話しかたで楽しいです。 今日はBloomの教育目標分類を引用・紹介してくださったのも為になりました。ありがとうございました。
- 問いの立て方のアイデアを得ることができた
- ブルームのタキソノミーを学ぶことができました。これは、質問を考える上での指標になり、特に「思考を促す」目的で、「問いかけ」のレベルを上げていくことができると思いました。
- You tubeでも参加できることで、「予約していても急な家庭事情で参加できなくなるかも」というような心配をしないで参加させていただけることありがたいです。
- 問いかけをどのようにつくるか、とても参考になりました。
- 教育目標(知識・理解・応用・分析・統合・評価)のカテゴリーに応じて質問を用意する、
- その発想が素晴らしいと思いました。
ワークショップの改善できるところを教えてください
- learnWizおもしろかったです。
- どのような場面での「問い」の活用例について考えればよいかという設定があったほうが、より活用例が出しやすかったのではないかな、と思いました。
- 聴講、グループワークと参加方法に選択肢があり良かったです。
- グループワークで,具体的にどんな場面でどんな問いを使われたのか,詳しく説明してもらっている最中に終わってしまった.個人で考える時間は,各グループごとの判断でもいいのではないか.
- 授業でLearnWizOneを1回使い、好評でした。管理者として、使い方について小さい質問があります。ワークショップの時、その回のテーマについての質疑とは別に、LearnWizOneの使い方についての質疑の場も設定していただけると助かります。
- なし。今回、神回ですネ
振り返り
評価が高く嬉しく思います
全体的に評価が高く、嬉しく思います。
テーマとしても「問いかけ」はどのようにすればよいのか、気にしていらっしゃる方も多かったのかと感じました。また、動画の視聴回数も他のワークショップの動画の視聴回数に比べると伸びていて、ニーズの高さを感じました。
情報提供と議論の時間配分がちょうど良かったかもしれません
これまで情報提供が10分になる回があったり、30分になる回があったりしましたが、今回は20分ほど提供した後、参加者間も含めた情報共有という構成になっていました。どの回もありがたいことに高く評価していただいているのですが、実施する側の感覚として、アクティブラーニング技法ワークショップに関しては以下のような時間配分がちょうどよいかと感じています。
- はじめに 2分
- 情報提供 20分
- ワーク 16分
- 全体共有 14分
- おわりに 3分
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。