2025年11月28日20:00~21:00に、イベント「生成AIに関する最新情報の提供」(開催の広報記事)を開催しました。この記事では、その開催報告と振り返りを記述します。
概要
本イベントでは、教育分野を主として生成AIに関する最新動向をご紹介しました。
これまでのイベントを通して多く寄せられた、更新頻度の高い生成AIについて情報のキャッチアップが難しいというお声を踏まえ、できるだけかみ砕いて生成AIに関する最新動向を解説しました。
11月12日に公開されたGPT-5.1、11月24日のClaude Opus4.5など、実際に操作性を試しながらアップデート情報を共有しました。
資料(スライド・動画など)
LearnWiz One(意見交換用テキストツール)
アンケート
アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。YouTube の最大同時視聴者数は 56名で、5名の方が回答してくださいました。
イベントの全体評価
イベントの良かったところを教えてください
- まとまったお話をコンパクトに聞けためになります。
- 最新情報が知れた
- 質問感想コーナーがあってよかった
- 今回も吉田先生の実演込みで、各種説明などをしていただけたから
- 新しい情報を得ることができました。特に既存のコンテンツを利用した生成AIの創作物に対して、これまで著作権者対生成AIの形で対立してきていたものが、共存、業務連携という形に進む動きがあったという情報は、とても面白く、今後の動向を自分でも調べて見守りたく思いました。
イベントの改善できるところを教えてください
- 特にない
- 既知の内容もあった、教育に関わるトピックをより多く扱ってほしかった
- ゆるく長く続けるには、ちょうど良かったと思います
今後扱ってもらいたい生成AI関連のテーマ
- 課題の出し方
- 生成AIを活用した教材作成術、生成AI活用時代に成績評価方法
- 実際、生徒は禁止していても生成AIを見える見えないは別として使っている状況です。今回の話の中であったように生成AIを使う、もしくは敢えて使わないことを踏まえて学習を深めたりできるような授業デザイン、授業の方法などについて考えたりシェアする機会があっても良いのかもしれないと感じました。どうしても生成AIは対立するような2軸でのイベントになりがちなので、より生成AIが現場にコミットできるような流れを作るためにも必要があると思います。
振り返り
今回は実演やコメントの時間を多く取れました
先月に引き続き1か月分の最新情報の共有でしたが、扱うトピックは多くなく1つ1つのアップデートをより時間をかけて解説し、感想をご共有いただく時間もリッチに取れた回となりました。
9月のイベントで取り上げたGoogleのNano BananaのProがリリースされた月でもあったので、実際に動かしながらご共有したところ、かなりクオリティの高い画像が生成され、私自身も驚きました。
今回も高い評価をいただけ、実施して良かったと感じていますが、アンケート回答数が少ないため、今後のよりよいイベント運営のためにも、アンケート回答の呼びかけを工夫したいと思います。
今後も継続的に実施していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
東京大学大学院工学系研究科 准教授 吉田塁