イベント「生成AIの最新情報の提供と教育における生成AI活用×著作権」開催報告と振り返り

  • 2024年11月19日
  • 2024年11月20日
  • 報告

2024年10月31日20:00~21:00に、イベント「生成AIの最新情報の提供と教育における生成AI活用×著作権」(開催の広報記事)を開催しました。この記事では、その開催報告と振り返りを記述します。

概要

ChatGPTに代表される生成AIが注目を集める中、教育現場でも生成AIを活用する動きが始まっています。
そこで、本イベントでは教育における生成AIの活用に関連する最新情報の提供を行った上で、教育における生成AIの活用と著作権の関係について情報を共有しました。
多くの教員が、生成AIを利用するにあたって著作権侵害や生成物の著作物性について疑問を持っており、場合によってはそれらの問題を恐れて活用されない場合があります。そこで、本イベントでは、これまでに文化庁を中心に整理された著作権について情報を共有し、著作権に関する理解を促すことを目指し、参加者による意見交換や質疑応答の場を設けました。

資料(スライド・動画など)

発表資料

LearnWiz One: https://app.learnwiz.one/events/3950207671

アンケート

アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。YouTube の最大同時視聴者数は 28名で、6名の方が回答してくださいました。

イベントの全体評価

イベントの良かったところを教えてください

  • コンパクトにまとめられていて、わかりやすかったです。
  • 著作権に関して、「情報源」と「考え方」を教えていただけた
  • 最後の方しか拝見していませんが、sartrasという機関を知らなかったので、勉強になりました。
  • スッキリまとめられていて聞きやすかったです。

ワークショップの改善できるところを教えてください

  • 特になし
  • YouTubeライブを初めて拝見したので、まだよくわかりません。
  • 特になし

今後扱ってもらいたい生成AI関連のテーマ

  • プロンプトエンジニアリング
  • (まだあまり事例を聞きませんが)教育現場での失敗例の情報に興味があります。
  • 今回初めてしかも最後の方だけ拝見したので、既に扱っていらっしゃるかと思いますが、レポートなどで成績評価する場合に、どうされているのか知りたいです。

振り返り

ニーズの高かった著作権を取り扱いました

著作権については、複雑なところも多く、難解なのですが、できるだけ参考資料をもとにわかりやすく説明することを心がけました。
おかげさまで評価も高く、参加者からの有用なコメントも多くいただきました。
授業の扱いについては、初等中等教育とそれ以外で異なる可能性があるため、注意が必要です。

次回は参加者のお悩みを解決できる場にしていきたいと考えております

これまでのイベント活動やコミュニティ活動から、多くの参加者がそれぞれ固有のお悩みをお持ちであることがわかってきています。
そこで、次のイベントではみなさまのお悩みを全体で共有して、参加者含めてそれぞれのお悩みについて解決を検討する会を開きたいと考えております。

おわりに

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

東京大学大学院工学系研究科 准教授/東京財団政策研究所 主席研究員 吉田塁