2024年9月27日20:00~21:00に、イベント「生成AIの最新情報の提供と教育×生成AIポータルサイトの公開」(開催の広報記事)を開催しました。この記事では、その開催報告と振り返りを記述します。
概要
ChatGPTに代表される生成AIが注目を集める中、教育現場でも生成AIを活用する動きが始まっています。
そこで、本イベントでは教育における生成AIの活用に関連する最新情報の提供を行った上で、現在制作中の教育における生成AI活用に関する情報がまとまったポータルサイト Manabi AI(まなびあい https://manabiai.super.site/)を公開しました。
ポータルサイトは制作中でコンテンツを今後も追加予定ですが、現状では、基本的な情報をまとめて提供するページ、生成AIサービス自体の解説を行うページ、活用場面ごとに具体的な事例集を準備しました。
イベント冒頭では、情報共有を目的として最近の生成AI動向について簡単にご紹介し、後半ではポータルサイトの説明や学生サポーターからページ紹介を行い、参加者による意見交換や質疑応答の場を設けました。
資料(スライド・動画など)
LearnWiz One: https://app.learnwiz.one/events/6761589834
アンケート
アンケート結果の一部をこちらに記載いたします。YouTube の最大同時視聴者数は 68名で、8名の方が回答してくださいました。
イベントの全体評価
イベントの良かったところを教えてください
- 最新情報、Manabi AI、学生さんの活用事例など
- 全体的に良かったと思います。(全体的な評価と連動しています。)
- Mananabi AI(まなびあい)について詳しく知ることができ、学校内へ知らせたい。
- 生成AIの現状、情報量の多さ、わかりやすい説明、
- このサイトは、すばらしい。生成AIをビジネスにつなげようというイベントが多く、参加しても、たいした内容が話されないのですが、このサイトの充実感はすごすぎます。マスコミにプレスリリースして日本中に広げてほしいです!
- 最新の生成AIの情報を教えてもらえたところ。
- 生成AIがもてはやされ結構な時間が経っていますが、その一方で正面からチームワークで向き合うコミュニティは、あまり聞かれないような気がします。このような文脈に置いて、非常に意義があると思います。
- サイトの紹介、学生さんの具体的な使い方
ワークショップの改善できるところを教えてください
- 個人的にはもう少し早い時間に始まった方が良かった。
- 特に改善点として、思いつくところはないです。
- 特になし
- 素晴らしくて、何も付け加えることがありません。
- なんともならない要素でもありますが、集客。Happy Hacking Keyboardはかれこれ5台くらい使っていますが、そのくらいどうでもいい感じですが、それがメインなトピックとしてキャッチーであることが大切かもしれません。
- AI と教育、サイトの活用など、吉田先生のお話やご意見をもっと伺いたかったです!
今後扱ってもらいたい生成AI関連のテーマ
- 著作権、データによる偏り(新しいことはいらない等)、モデル崩壊 など
- およそ、本日のテーマで生成AI関係で、広く取り扱ってもらったように感じます。
- 学校での様々な活用事例を知りたい。
- 具体的な例のプロンプトの作り方を詳しく知りたいです。
- 生成AIを使う際のセキュリティを高めることについて
- とにかくどんどん発信をお願いします。Advanced modeは多用していますが、出勤途中の車の中で英語ディベート相手に使用していますが、速攻で上限に達してしまうので、個人的には使えないなと感じることが多いです。
- 生成AIでできる業務時短、生成AIで未来の学校教育は変わるか?
振り返り
非常に高い評価をいただきました
回答率は高くはなかったものの、全員が最高評価という非常に高い評価をいただきました。
吉田だけではなく、ポータルサイト制作に携わってくれた学生にも話してもらったことが参加者にとって非常に良かったのかと考えております。
今後も吉田のみではなく、学生やゲスト講師にも参加いただくようなイベントを実施することを検討しております。
ポータルサイトについても高い評価でありがたく思っております
学習者や教員のニーズからポータルサイトの重要性を感じ、夏休みを利用して集中的に制作しました(Manabi AI まなびあい https://manabiai.super.site/)。
学生とディスカッションしながら、どのようなサイトが利用者にとって有用かを検討し、できる範囲で記事作成を進めました。
今後もさらに記事を追加予定で、以下が今後の予定です。
- 生成AIサービスの充実(画像生成AI、動画生成AIなど)
- 活用事例の充実
- 特集記事の作成(著作権、海外の動向、ガイドラインの解説など)
- 外部リンク集の作成(活用事例、関連資料、研修情報など)
- まずはここから「職員向けページ」の作成検討
- よくある質問集の作成
引き続き利用者からの意見やフィードバックをいただきながら改善していきたいと考えておりますので、是非ご覧いただき、フィードバックいただければ幸いです。
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
これからもより良い学びの環境を提供したいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
東京大学大学院工学系研究科 准教授/東京財団政策研究所 主席研究員 吉田塁